株式会社落雷抑制システムズ

雷ブログ

余命半年の中国  渡邉哲也  ビジネス社  

2015年11日30日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。
 中国終末論は大きな書店では専用の棚には100冊以上はあります。 古い本ですと、とっくに終末を迎えているハズなのになかなか潰れない。 人様の不幸を願うのは健全とは言い難くても、かの国の軍拡を止めるには、

 1)巨大化するまえに、叩いておく しかし、これは手遅れ
2)指導者の考えが変わる     これはあり得ない

 となると、3)経済的な破綻で軍拡を続けられなくなる を願うしかありません。

 世界は邪悪で満ちていて、日本が頼るべき国などありません。 中国、米国、ロシア、欧州、どこにも頼らずに自立せねばなりませんが、その中で多少はマシな国ととりあえず同盟という保険をかけながら国力を付けるしかありません。 その中で、中国は悪い見本。 軍拡を止めるまではお付き合いも控えるべきです。 韓国? 放っておけばよいのです。 関わる必要などありません。 竹島から韓国軍が撤退するまでは国交断絶すべきです。

 経済だけが判断基準であった過去に於いては、中国の経済的な躍進は中国と言う国の本質を誤解させるのに十分でしたが、その陰で隠された中国の実情に世界は眼を向けるべきで、今となってはその実態は隠しようが無くなりました。 これから興味深いのは、その中国に太いパイプを築いたドイツ、とりわけドイツを代表する落日のフォルクスワーゲンを中国とドイツでどうするかは見ものです。

フォルクスワーゲンは、TVのCMで無料点検を呼び掛けていますが、点検で改善できるような問題ではなく、新エンジンへの載せ換えが必要な事態に「無料点検」でごまかそうとしていることが気になります。 中国問題とフォルクスワーゲンは、リンクしている問題ですので、これからの動きは興味深いものがあります。

 中国の国内問題は語りつくされていて、今更ビックリするような事実は出てきませんが、本書は、流動的な世界情勢の中で、習近平の米国訪問以降の新しい動きを紹介しています。  中国終末論は、似たりよったりな内容ではありますが、「余命半年」と言い切った渡邊さんに敬意を表します。 ダメ、ダメと言われながらも生き続ける中国は、中国終末本の著者の皆様には恰好な話題を提供し続けます。 これだけ同じ話題の本が次々に出版されるということは、それを望んでいる人が多いという事でしょう。 中国問題専門家の方々には当分メシのためには心配無し。。。というところのようです。

花笠音頭 vs 横浜市歌  

2015年11日27日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

 山形の新庄で午前中からの打合せがあり山形に前泊しました。連休の最終日、山形に帰る人で新幹線は夜の便まで指定席は売り切れとのことでした。 人は安定を求め、席が確保できる指定席から売り切れになりますが、自由席は空いているものです。 どうにか座席は確保できました。 夜、山形で地元の郷土料理の店にはいると、BGMは花笠音頭。 「花の山形、モミジの天童、xxxxxの尾花沢」と歌っているのですが、このxxxxの部分、訛っていて聞き取れません。そこで若い店員さんに尋ねると、地元生まれとのことでしたが、ただの音として聞いているだけで言葉として意識したことがないので分からないというのです。

ホテルの方、タクシーの運転手、仕事の相手、と合計7人に聞きましたが、分かったのは一人だけでした。まあ、山形県人といえども、毎日、花笠音頭を歌っている訳ではありませんから、ヨソモノの私が、勝手に山形=花笠音頭と思い込んでいたのが間違いなのです。

 横浜市にも「横浜市歌」があり、中学までは学校での行事には必ず歌った記憶がありますが、今となっては出だしの1フレーズしか覚えていません。 横浜市歌は森鴎外の作詞なのですが、全国区では花笠音頭の方が有名でしょね。 地元の横浜市歌を忘れた私が、山形県民には地元山形の花笠音頭を伝承して欲しいと思うのはヨソモノの勝手な期待なのでしょう。

警察 vs 海上保安庁 vs 自衛隊 vs 消防  

2015年11日26日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

 会社の下を流れる大岡川に神奈川県警のボートが走ってきました。
 「水上警察」と言う言葉も聞きますが。海保と警察は、担当水面を何処で線引きしているのでしょう? 簡単に思いつくのは、河川です。これは県の内陸での水面ですから警察の担当でしょうが、ここ横浜港のように海と接していたらどうなのでしょう? 陸に近い部分は、恐らく海と言えども県警の担当でしょう。 ここ横浜港には第三管区海保の本部もありますが、海保の本部の目の前の海面を担当するのは、神奈川県警なのか海保自身なのか興味深い所です。

 以前、江の島港で見かけましたが、水難救助には消防局もボートを所有して海まで出てきますし、また、江の島には海保の出張所もあります。 火災となると、東京消防庁にも海保にも立派な消防艇があり、水難救助と火災は消防と海保の両方の担当なのでしょう。

ソマリアの海賊対策には海上自衛隊の護衛艦に海保の職員が乗って行きます。 海自の艦船なので海自が主役と思いきや、本当の主役は警察権のある海保で、海自は「足」を提供しているのです。 海外で、それも沿岸から遠く離れた海域での長期活動は、海保の小さな船では困難で、それができるのは補給船まで備えた自衛隊です。 洋上で、燃料から食糧、水の補給まで走りながら荷受け渡しができるのは、海自ならではです。

 警察の特殊部隊は装備も訓練も軍隊並みで、今回のパリでのテロ事件のニュースを見ていると、警察も軍隊も動員されているようですし、戦う相手が正規軍隊から非正規のゲリラ、テロリストへと変化する中、対応する警察も軍隊もキッチリした線引きよりも融合して対処する方が現実的です。

フランスの大統領は、「これは戦争だ」といきり立っていますが、犯人のほとんどは自分の国のフランス人なのですから他国を爆撃する前に自分の頭の上のハエをどうにかすべきなのですが、国籍を超えた信条で動く人間を相手にする以上、古典的な警察と軍隊をいうお役所の縄張りより、一丸となって対処した方が効率的ですが、日本でテロ対策に、自衛隊/警察/海保/消防まで指揮系統の一元化するには、無線周波数の共通化、装備の共通化などなど課題は山積していることでしょう。

事前予防と事後処理  

2015年11日25日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

 病気は発症してからの治療よりも病気にならない予防に重点が置かれるようになりました。 事が起きてからより、起さないようにすることは大事なことです。

 落雷対策も同じことです。 雷を落としてから、それをバイパスして機器を護るのではなく、そもそも落雷を発生させないようにして機器を護るのです。 落雷してしまった後の事後処置では完璧にはできません。自然相手ですから常に100%完璧というわけではありませんが、まずは落ちないようにし、それでも落ちた時のために事後処置を対策するのが、まっとうな順番であり、いきなり、避雷針に落雷させようと言うのは、オイルランプ時代の考えです。

 先日、紹介しましたHHOガスによる燃焼促進も同じことです。 ディーゼルエンジンの排気ガス対策に、生じてしまった有害物質をフィルター(DPF)や尿素水噴射で浄化する事より先に考えるべきは、有害物質の生成自体を防ぐ事前予防です。 エンジンで言えば、排気系での処置ではなくて、吸気系から燃焼室までの間で問題を解決すべきです。

こじつけに聞こえるかもしれませんが、真理というのは共通するものがあります。病気でも、落雷対策でも、排気ガスでも、困った事象が発生しないように事前予防が大事であることは誰も否定できないと思います。 これは、事後の処置を否定するものではなく、事前予防しても発生してしまったことについては、当然、事後の対処が必要です。

 本質を考えずに流されたままになっている事が多いのですが、大事なのは順番の問題です。 最初から事前予防ができないものとして事後処置に走るのではなく、事前予防ができないかを考えるのが最初のステップです。 発生してしまった事にはその対策を真剣に考えますが、発生する前の予防策と言うと、発生してもいない事に真剣になる方は少ないのが現実なのです。 しかし、これからの時代、事後の処置では間に合わなくな類事が多々あります。 事前の策の重要性が高まる事になるでしょう。

定性的な事実と定量的な事実  

2015年11日24日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。
 性質だけを考える「定性的」な事実とその数量的な背景も考察する「定量的」な事実。 正しい答えはこの二つが両立せねばなりません。 先日書いたHHOガスですが、水の電気分解で発生する水素と酸素です。 これを燃やして発電し、その電気で水を分解すれば、水がある限り水を燃料として使用できる。まるで永久機関の様なこの話、表面だけで判断すれば矛盾はありません。 しかし、電気分解に費やすエネルギーの方が、得られた酸素と水素を燃焼させて得られるエネルギーよりも大きければ、言うならば、100円使って得られたものが50円と言うが如く、上手く回り続けることはありません。 定性的には正しくとも、定量的には正しくありません。

これは、HHOガスそのままで使用する場合の話であり、HHOガスを他の燃料の燃焼補助に使うと言う話しは全く別で、これはとても有望な方法です。 せっかく有用な方法であるのに、HHOガスで永久機関の様な話をすればHHOガス自体が胡散臭いものとみられて世の中から抹殺されてしまいます。 正しい説明と言うのはとても重要な事です。

 弊社のPDCEで言えば、上部電極がマイナスに帯電すると、雷雲の底部と同じマイナスなのでこの二つが反発しあって落ちてこない。。。それは、上部電極がマイナスと聞いた瞬間に、そこまでご自分で結論を出してしまうお客様もおられるのですが、これも「定性的」には正しいのですが、定量的に言えば、PDCEの上部電極が上からのマイナス放電を弾き飛ばすほどの力を持つのか? その答えはNOでしょう。 反発すると言うのは、双方が同じ程度の力を有していることが必要です。ですから、落ちてきた雷を反発してどこかにそらせてしまうような説明は正しくはありません。

 落雷は一方的に発生するのではなく、地面との相関関係で成立します。 PDCEからのお迎え放電(プラス電荷の放電)が発生しにくいために、上空の先行放電(マイナス電荷)を呼びよせない。 上部電極はマイナスなので、プラス電荷を求めて降りてくる先行放電(マイナス電荷)の目標になり得ないと言うだけの事です。

 「反発する」などと説明すれば、ド素人さんには分かり易く納得しますが、専門家は納得しません。 かえってウソっぽい説明をしていると言う事で胡散臭く見られてしまいます。 分かり易さは大事ですが、そのために事実でない説明をしてはいけません。 先日のリフレッシュセミナーでは、その事を営業員のみなさんに話しました。

「ちきゅう」が乾ドック を出ました

2015年11日20日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

 「ちきゅう」が保守点検を受けていた三菱重工の本牧ドックとは直線距離で7~8Km近くはあると思いますが、幣社からは特長のあるデリックが見えます。 その位置が少し、変化しているなと思いましたら、ナント、海の上に浮いています。 ドックでの作業が終わり、ついに海上に姿を表わしました。 天気も良く、少し逆光ぎみなのですが写真を取りました。 ここからでは分かりませんが、キット船体も化粧をし直し綺麗に生まれ変わった事でしょう。

ライバル国から読む世界史  隣国同士はなぜいつも仲が悪いのか?  関 眞興  日経ビジネス文庫

2015年11日19日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

 隣同志と言う間柄は難しい。 初対面であればゼロの状態から挨拶すれば良いが、何百年もの歴史の延長上の現在であるから、どんな顔で接したら良いのか?  隣同志は利害が対立することが多いので、仲の悪い隣国と言うのは世界に多々あり、その背景を紹介しています。 仲の悪い隣国同士としては、

ドイツ vs フランス
 オーストリア vs ドイツ、フランス
 スペイン vs 地中海世界
ロシア vs 北欧諸国
イングランド vs スコットランド、アイルランド
 ポーランド vs ドイツ、ロシア
 ロシア vs ウクライナ
 コーカサス vs ロシア、トルコ
 イスラエル vs アラブ諸国
イラン vs イラク
中国 vs インド、パキスタン
中国 vs 日本 vs 朝鮮
 米国 vs 中米/カリブ海諸国

 要するに、世界地図を広げて2カ国以上が隣り合っている地域は殆ど仲が悪いということです。 深い歴史のヤミに吸いとられてしまいそうなくらいの因縁がありますので、これはどうにもなりません。 これらの地域で起きている問題をどうにかしようなどと思わない方が良いようです。 人間の知性であるとか理性などに期待する事は無駄な事。 トコトン、いがみ合って、どちらかに軍配が上がるまでもめ続けるしかないのです。 何百年、いや、千年を越えるトラブルが、自分達の世代の間に解決できると思う方がおかしいのです。 何百年か先に収束する事があるかも知れませし、永久に解決しないかもしれませんが、人間とはそういう生き物であると認めるしかありません。 話合いで決着しないからこそ、今までトラブルが継続しているのですから、これは仕方ありません。 善人ぶって平和を望むよりは、相手にどのように打ち勝つかを考える方が正直です。 

拉致被害者を忘れない  

2015年11日18日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

 横田めぐみさんが拉致されて38年にもなるそうです。 観光旅行で外国人との交流が増え、世界は仲良くなっているように見えても忘れてはならないのが、世界の国境は無くならないし、世界から争いも無くならない、国という集団の重要性は無くなるどころか一層重要になることです。 その中で、この国、日本は一体、本当に「国」なのでしょうか? 国が国民に為すべき第一の事は国民を守る事です。 一人では護りきれなくても、警察、軍隊、経済力、外交力の全てで日本の国民を守るのが国の役目です。 日本の海岸を散歩していて、あるいは通勤/通学の途中で日本に不法侵入した外国勢力に暴力的に連れ去られて、このような不法状態を見過ごして、一体この国は本当に国なのでしょうか?

 日本国民が暴力的に外国に連れ去られた事にどうしてもっと強く抗議しないのか? 戦争を仕掛けてでも取り返す努力をすべきです。 国会前には「戦争反対」などと叫ぶデモ隊が押しかけて来るようですが、自分の家族が外国に拉致され、話合いを進めても30年以上、解決しない相手に対し、戦争に反対し永久に話合いを続けるとも言うのでしょうか?  話合いは期限付きですべきで、そこで解決しなければ戦争と言う手段は国際的にも認められた方法なのです。 特定の戦争についての反対なら分かりますが、一般的に戦争を反対するなど愚の骨頂、戦争と言う「力」のオプションをちらつかせての話合いでなければ、話し合いなどまとまりません。 世界は日本人のように甘ちゃんのお人好しではないのです。

 自衛隊には防御的な兵器だけで攻撃的な兵器はありません。 力を投射する能力がゼロの軍隊を育ててきたのは自らを守ることすら忘れたイビツナ国家です。 以前、野党の第一党であった党の党首は拉致など無いと言っていたのですから、こんな政党の残党が未だに国会議員として残っていること自体おかしなことです。 懺悔して頭を丸め、全国民にお詫びするべきでした。

 日本海側に出張で行って、日本海を見るたびに横田さんご夫妻の悲しみを思い浮かべます。 連れ去られた事が分かっていながら、何もしてくれない国。 こんな国に税金を払う事さえ悔しいのではないでしょうか? 戦争がいけないことであると盲目的に信じ込んでいるアホな国民。「戦争反対」と国会前にデモで押しかけるなら、北朝鮮に拉致された人々をどうするつもりなのか? 本来なら戦ってでも取り返すのが同じ日本人としての義務なのです。

 戦争後遺症の結果、戦う事がすべて「悪」であるかのような考え違いをしているからこそ、イジメられれば戦わずして自殺してしまうような風潮になるのです。 生きている間は戦いの連続です。 好んで戦争をすべきではありませんが、話しをしても通じない相手がいる以上、戦争は仕方ありません。 外国勢力による国内での謀略やテロを許さない強力な警察力、国防力は絶対に必要です。 国際的な常識など全く通用しない北朝鮮、その同じ民族は日本の竹島まで既に占領している。その様な状態を黙認し続ける日本人は、お人好しを通り過ぎた、腑抜け、アホとしか言いようのない状態です。 外国人へのオモテナシは良い事ですが、同時に日本の安定をシッカリ保つべく警察・軍備を強化すべきですし、国民一人一人が拉致された方のことを忘れてはなりませんし、拉致被害者を助け出すこと、再発させない事を原点に物事の判断をして頂きたいものです。

本日、営業リフレッシュセミナーを開催します。

2015年11日17日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

 販売店の新人さんに対するトレーニングを依頼されたのですが、新人さんのみならず、ある程度経験を積まれた方も古いままの情報/知識に頼っていたり、自己流の説明になっていたりもしますので、PDCEの販売に携わる方、これから始めたい方まで全てを対象として「リフレッシュ・セミナー」を開催することにしました。

こういう案内をすると、自分にはその様なトレーニングは今更必要ないと思われる方、是非話を聞きたいと言う方、トレーニングをどの様に捉えるかはそれぞれの人間性のようなものがあります。リンカーン大統領でしたか、「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」との言葉があります。 トレーニングの機会は水辺に案内するだけの事で、そこで水を飲むか否かは強制はできませんが、自信を持って自分には今更必要ないと思われる方ほど販売成績が反比例するものです。 いつも謙虚に話を聞きたいと言われる方と対極にあります。 これは自分自身についても、大きな戒めになります。

 第1回目は本日の午後。 第2回目は12月1日の午後で、既に20社以上から、合計80余名の参加予定になります。 PDCEの設置数も今年年末までに合計で700台、来年には1000台に達するのは確実なので、それを営業する側も、しっかりとした知識に裏付けされた説明は求められ、営業員に対するトレーニングは重要です。

エクサスケールの衝撃  齊藤 元章   PHP  

2015年11日16日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

 科学の分野は専門性が深く、幅も狭いものですが、この「エクサスケールの衝撃」、とんでもなく幅の広い、大ボラのような話ではあります。 しかし、自ら世界でも最先端のスパコンを作り上げる中で、これは単なるコンピュータと言う狭い位置付けではなくなり「開発自体に関する膨大な考察の傍らで、同時に多くの極限の命題について、日夜考えさせられることになった」と序章にありますが、このエクサと言うのは10の18乗、メガ(10の9乗)のメガ倍で、ここまで来ると今までは不可能であった事が可能になってしまう事が多々あるのです。 ですから、スパコンの枠を越えた壮大な世界の大ボラ話に展開します。 大ボラと言っては失礼なのは、このスパコンを作り上げた実績のある方で、単なるホラ話ではないのです。

 例えば、エネルギー問題で言えば、太陽光電池も量子ドット方式というバンドギャップを複数使うものであったり、太陽光パネルの熱自体を使えるように熱電物質を用いたり、その様な材料を探すのは実験でなく、エクサスケールの計算力のコンピュータによるシミュレーションで解決できるそうで、あらゆる物理現象がコンピュータの中で再現できるようになると、その影響の大きさは計りしれません。 核融合の炉の中のプラズマの挙動、大量の中性子、発熱、それもエクサスケールであれば、前もって解析可能で、エクサスケールの計算力の威力を実例で紹介しています。

この力を持つことが、今後の国際間の国のポジショニングにも大きな影響を及ぼします。 科学技術への依存度が大きくなる中、国の産業政策にも大きな影響を及ぼします。 身の回りの問題解決型フィクサーのような政治家ではなく、科学技術の進歩の方向性とその影響力について理解できる政治家が必要になります。 「2位ではダメなんですか?」というようなレベルの低い政治家が大きな顔をしていますが、本書を是非、読んでいただきたいものです。 600ページ近い、大作ですが、明るい未来が一杯詰まっています。 齊藤さんの博識と深い考察には驚かされますが、少々、間口の広げ過ぎのような印象も残ります。

この明るい未来話への阻害要因として、政治的思惑、経済的思惑が絡まって足を引っ張り合いますから、実際は科学技術の論点からだけの未来論のようにはなり難い事でしょうが、今後の40年の変革が過去の40年の変革を大きく上回る覚悟は必要でしょう。

薬事法の光と影  

2015年11日13日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

 体の具合の悪い場合、藁にもすがる、ということで効果があると聞けば何でも試してみたくなります。 それを狙ったインチキ薬が氾濫しないように薬事法なる法律があります。 これにより効果が検証されたもの以外は薬効を宣伝してはいけないそうです。 弊社のPDCE避雷針を扱ってみたいと言うような「新しいもの好き」の方の中には、ある種の効能を持っものに出会い、世の中に広めようとしたけれど薬事法の壁にぶち当たり、薬としてではなく、サプリメントや化粧品と言う扱いにして販売している隠れたベストセラーを取り扱っている方もおられます。

 私は、健康オタクというか、メタボで運動不足のクセにサプリメントの類には割と興味があり、効くか効かないか分からないものはとにかく自分で試してみる主義です。 岩石から抽出したと言うミネラル、水素水、緑ムシ(本当は昆虫のような「虫」ではなく、藻の一種)などがありますが、今日、仕入れてきたのは「ミミズ」をスリ潰したというものでカプセルに入っていますから、ミミズのイメ-ジは何処にもありませんが、これもある種の効果がありそうですが、その効能をうたってはいけないとのことで、「栄養補助食品」の扱いです。

 富山の製薬会社がラジオで宣伝している両親のために作ったという薬、ラジオの宣伝だけを信じて買ってみてビックリでした。 その成分は、自分で薬局で購入したビタミン剤「アリナミン」と100% 同じなのです。 何が両親のために作ったんだと思いますね。。薬局で売っている物と同じものなら、新たに両親のために作ったなどと大げさなことは言わないで欲しいものです。 息子が市販の薬のモノマネを作っただけと聞いたらご両親はさぞ悲しみます。 これはあたかも、市販の薬に無いものを孝行息子が両親のために開発したのだろうと、勝手に想像を膨らませた自が悪いだけの話ですが、訴え方が上手ですね。 こういう情緒的な宣伝文句にはコロット乗ってしまいます。 これでも立派に「医薬品」の表示がされています。

 医薬品なのか栄養補助食品/化粧品なのか、その分かれ目は薬事法。 製薬会社には甘く、それ以外には厳しい。 その裏は、既得権益の保護のような一面も見えます。

HHOガス  又は ブラウンン・ガス  

2015年11日12日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

 水を電気分解すると、酸素と水素に分解されます。 この酸素と水素の混合ガスを発見者の名前から「ブラウン・ガス」とも呼ばれ、これを燃やしてエネルギーになると言えば、水が燃料となると言う事で、これを誇張して、どこにでもある水が燃料になると言えば一気にエネルギー問題が解消されるが如く期待する方もいるかもしれませんが、実際には、水を電気分解するのに要するエネルギーは酸水素ガスを燃焼して得られるエネルギーより大きいというもので、この手の装置でエネルギー問題が解決できる事は無い。。。。というのが今までの一般的な理解の様です。

しかしながら、私が本日お会いした方は、カーボン・ナノ・チューブを利用した電極を開発され、電気分解の効率を向上し、これを化石燃料を燃やす際の補助的に利用することで、排気ガスを押さえ、効率を向上させることに成功したそうで、現在、タクシーに積み込んで実証実験をしているそうです。 電気分解には車のバッテリーで十分で、HHOガスだけで動くと言うと眉ツバものですが、あくまでもガソリン、軽油の燃焼を助ける補助として用いると言うことで、地味ですが非常に現実的な方法です。 水素100%で使うのではなく、電気分解で生成される水素と酸素の両方を用います。

 化石燃料への依存度を下げるのは大切ですが、水素社会に一気に向かうには、障害が多すぎます。 化石燃料の燃焼を補助する目的でHHOガスを用いれば、燃費は向上し排気ガスもクリーンになります。 何故、これが今まで実用にならなかったかと言えば、電気分解の効率の悪さです。 それを克服できたのですから、素晴らしい発明です。 エンジンのエアクリーナにこのHHOPガスを入れるだけで大きな改造は必要ありませんし、HHOガスの生成装置も小型です。 こういうもの利用して、省エネ、ゼロエミッションを狙うと言うのは、バントで稼ぐ野球のようで、派手さはありませんが、着実な方法と言えます。 工事現場にあるような大型のディーゼル発電機でさえ、このHHOガスでの燃焼補助を行えば、十分に商用発電の採算にのるそうです。

この装置が普及する事を応援していきたいと思いました。 大きなホームランを狙わなくても、まだまだ、バントで稼ぐことができる余裕はあるのです。

飛行機の自動着陸 と 車の自動運転  

2015年11日11日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

 晩愁のロンドン、ヒースロー空港は深い霧が立ち込めていました。 着陸したショックは感じましたが、滑走路を走行している時も窓から地面が見えない状態で、時折、霧の薄い所でやっと地上が見えるような状態でした。 滑走路を出てターミナルへ向かう時に「本日は霧のために視界不良で、自動着陸を用いて着陸しました」とのアナウウスがあり、チョットした違和感を感じました。

 「条件が悪いため、機械ではできないので人間が行いました」と言うなら、違和感はありません。それでこそパイロットの存在意義があります。 しかし、「条件が悪いから機械に任せました」というなら何のためのパイロット? 条件が悪い中で機械が行えるのなら、条件の良い時にも機械に任せておけばよいではありませんか。 条件の良い時にだけ人間が行い、条件の悪い時には機械に任せる。それってパイロットの習熟に乗客が付き合わされているようなものです。

 最近は車も自動運転の話題でニギヤカです。 疲れた時、渋滞の時、そんな時に運転を任せられれば楽ですが、飲酒した時、これは自動運転でも許されないでしょうね。 自動運転と言っても機械は、機械の監視を行える正常な人間の代行をするのであって、そもそも酩酊状態で正常な運転を行えない「正常」でない人間の肩代わりまで機械に任せてはいけないのです。

 酩酊状態で「正常」ではない人間ですから、いつ車の中で自動運転を解除し、自分の運転に切り替えるかもしれません。世間では酒を飲んだ時に便利だ、と言う安直な考えで自動運転を歓迎する方もおりますが、機械と人間の分担についてはキッチリと決めておかねばなりません。

 車の運転が好きな私は、自動運転には少し抵抗があります。 一気に自動運転に向かう前に運転者をサポートし、事故を未然に防ぐような機能を充実して欲しいものです。

祝 訪問者20万人突破  

2015年11日10日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

このブログへの訪問者の累計が昨日20万人を超えました。 ジジイの戯言によくお付き合いいただきました。20万人とは言っても、延べ人数であり、昨日のブログが約1300回目程度ですから、約150名程度のいわば固定客の方が毎日、1300回も読んで下さった。 本当の人数は200名程度かと思います。 200名であっても、ほぼ毎日、1000回も読んで下さっているのですから、このブログと言うのはスゴイものです。 以前に書いたものも残っていますから、そちらの閲覧数は65万回を超えています。

 仕事もしないでブログばかり書いているのだろう? との声もありましたが、今年お訪ねしたお客様、既に200件を超えましたので仕事もソコソコしています。 ブログは、その日の朝に即興で書く事もありますが、週末に書き貯めし自動投稿機能で毎日9時に投稿されます。 ブログを毎日書いたところで営業に直接、結びつくことはありませんが、HPの大きさが毎日、毎日大きくなることで、検索した場合の順位に良い影響があるそうです。

これからも日替わりブログに挑戦を続けますので宜しくお付き合いをお願い致します。


 輪廻の続き

2015年11日09日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

 膝と腰の調子が悪く整体に通っていますが、そこの先生の施術を受けながら輪廻の話になりました。 この先生、色々な不思議体験をされていてそれは興味深いお話でした。 コンピュータであれば、ハードとソフトは完全に分離していてソフトを入れ換えたり、ハードを乗り換えたり自由自在ですが、人間の精神と肉体は一体であり、肉体の不調で精神が病んだり、精神が高揚すれば肉体の限界も広がったりします。

 母の胎内で神経細胞が増殖し、脳が形成されればそのまま精神活動が始まり意識、自我を持つようになるのか、あるいは、遠い宇宙かあの世から、「精神の素」のような「魂」とでも言うようなものが入りこむのか? その辺りは不明ですが、それが「あの世」かどこか知りませんが、一度現生を離れていた魂が入りこんで、現生の生活が再度始まるというのが輪廻であると思いますが、ここで詳しく説明を受けたいと思うのが、「数の問題」です。

 地球に人類の生命活動が始まって以来、地球の人口は増加を続け、「少子高齢化」などと言っているのは先進国だけで、地球的規模できれば人口は爆発的に増加しています。 過去の方が人口は少ないのですから、新しく生まれる生命に以前現生に存在した魂が輪廻するなら、明らかに「魂不足」が生じます。 生まれる人数と、この世を去る人口がほぼ同じで、人口が一定であれば、あの世で休むことなく現生に生まれ変わる。 少し数に余裕があれば、あの世で現生での疲れを癒してから再度、現れる事も可能でしょう。  しかし、亡くなる人口より生まれてくる人口が多いのでは、魂が足りなくなる。 一体、魂というのはどれだけ数があるのか(まあ、最近は魂の入っていないような人間も大勢いますが)。

マッサージを受けて気持ち良い中で、このような馬鹿話をしていましたが、これについては実は私は自分の答を持っています。 魂の数が無限大であるとするなら、人間の数はいくら増えようと有限ですから、有限の数の問題を無限の数で数えようとする事が無意味なのです。 無限数の濃度(無限は有限数では数えきれないので「濃度」と呼びます)を持ってくれば、宗教的な話ではなく、少なくとも数学的にはこの問題は解決と言えます。

 前世の記憶が残っている話もありましたが、個人の脳内に残る記憶をどの様に取り出し、保管し、伝達するのか? 脳細胞の中の化学物質のような「物質」により記憶が形成されているなら、物質の取出し/保管/伝達は死を境とした前後では不可能で、脳以外のどこかに無ければなりません。 個人の体験、記憶こそが他人と自分の違いですから、その記憶が自分の体以外にもあるというのは自分が複数存在するような妙な感じです。個人の記憶が個人の外のどこかにあると言う話は、どの様に理解すれば良いのか分かりません。

しかし、私は分からないからと言って否定すべきではないとも思っています。 分からないことなど世の中には山とあります。 この種の話しは、答えにはたどり着かないのは分かっているのですから、あまり真剣に論じあっても意味がなく、マッサージを受けながら、あるいはお酒を飲みながらの話題にはちょうど良いです。

輪廻する宇宙  横山順一   ブルーバックス 講談社  

2015年11日06日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

ブルーバックスは、科学全般を広く取り扱い、毎月、新刊を楽しみにしています。 このタイトル「輪廻」などという宗教書のような言葉とは対極にある存在と思っていましたから、珍しいこのタイトルに引かれました。 序章は、ダライラマ、チベット仏教の説明から始まる宇宙論ですが、当然のことながら、ダライラマとの直接的な結びつきは無く、宇宙を語るだけでなく広くチベット仏教、ダライラマについても語る横山さんは宇宙のように広い知識の持ち主の様です。 

広い宇宙の話なのですが、素粒子論という小さな世界を抜きには語れません。 素粒子という小さな世界が宇宙の拡張にまで続いているこの広がりの大きさは私の日常生活からは大きくかけ離れています。 物事を極めた最終形が宗教論のようになってしまうのはたまに見かけますが、膨張する宇宙のなれの果てを数十億年後に見るまでもなく、その前に太陽が終わりを迎えます。 太陽光を自然エネルギーだと言ってありがたがっていますが、これはれっきとした核反応による光と熱で、水素をヘリウムに換えながら核融合反応で、生成された水素よりも重いヘリウムが太陽の中心に集まり、その周辺で発生する核融合の水素は広がり、太陽系の星を次々に飲み込み、ついには地球も飲み込まれてしまうそうですが、その前に地球の温度は上昇し、生物は生きながらえることができなくなりそうで、現在のこの絶妙なバランスで生命圏が維持されている今が、人類と地球にとっての幸せの絶頂期なのです。

 「輪廻」と言うと科学と似合わない領域に聞こえますが、これを「状態の遷移」と言い換えれば、物質界の状態の遷移を研究する分野も、生命体の状態の遷移に付いて研究するのも同じようなものと言えなくはないかと思います。 どのみち、状態は遷移するもので、生命活動もその活発さが Max からいずれゼロに遷移する訳で、生命だけでなく、地球も、宇宙も、遷移するのが自然の流れであると見れば、何がどう変わるのも恐くはありません。 遷移する状態の中でこの一瞬の幸せを感じられればそれが一番のような気がします。

 宇宙膨張、ダークエネルギー、量子論、宇宙の揺らぎ、スーパーストリング、この辺りの理屈、4回読んでも腹の底からスッキリとは理解はできずモヤモヤが残ります。 私が、こういう理論をスッキリと理解するには、日常的な煩雑さから隔離された空間、煩悩をも捨てた生活と十分な時間が必要です。要するに現状では理解不能という事です。 語り口は丁寧で易しく説明されているのですが、難解でした。

世界史を変えた薬   佐藤健太郎  講談社現代新書  

2015年11日05日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

ビタミンC/キニーネ/モルヒネ/麻酔薬/消毒薬/サルバルサン/サルファ剤/ペニシリン/アスピリン/エイズ治療薬の10種類に付いて解説しています。 小さな分子構造の違いが、これほど人間に影響するものであると言うのは面白い事です。 それぞれに興味深いことは多々ありますが、その内のいくつかを紹介しますと、

 麻酔薬:日本では全身麻酔は、年間250万件に及ぶものの、麻酔の原理に付いては全く分かっていないそうです。人間の「意識」は、最も解明が進んでいない分野の一つで、麻酔が人間の意識に直接触れるものである以上、その原理が不可解なのは当然のことかもしれない。。。とありますが、作用だけが分かっているから使うと言うのは恐い話しですが、まあ、世の中には原理は解明されていないものなどいくらでもあります。 科学が進歩すれば何でも解明できると思っているのが幻想なのです。

アスピリン:世界で生産されるアスピリンの1/3は米国で消費され、その量は500mgの錠剤に換算して320億錠。赤ん坊から老人までの人口で割ると全国民が年間100錠のアスピリンを飲んでいるそうです。 そういえば、米国の映画では、何かあると直ぐに「アスピリンない?」というような場面はよく見かけますし、米国民はアスピリン中毒のような国民です。 と言いながら、私の父も、晩年、血液が凝固するのを防ぐとかで小児用アスピリンを服用していました。 1899年の販売以来、100年以上、ベストセラーの座にある薬というのはスゴイことです。

キニーネ:マラリアはハマダラカという蚊の一種が媒介する感染症で、古くは平清盛もマラリアで亡くなったとのことで、当時の日本はマラリア蚊も住める気温であったようです。近年の温暖化で近い将来、日本国内でもマラリアが増えるかもしれませんが、その特効薬が「キナノキ」という樹木に含まれる成分で、大航海時代にアメリカ大陸へ出向いた宣教師たちには脅威であったマラリアの特効薬として「キナノキ」の樹皮の粉は「イエズス会の粉」として珍重されたそうです。キニーネを含む健康飲料として開発されたのが「トニックウォータ」でジントニックの苦味はキニーネの苦味だそうです(ただし、日本で販売されているトニックウォータには、キニーネが劇薬指定であるため、キニーネは含まれていない)。

というような面白い話しで溢れています。感染症と鎮痛剤を取り上げているのですが、病気の克服、痛みからの解放、小さな薬ですが人類への貢献は非常に大きいものです。

東京裁判のパール判事 「この過ちは二度と繰り返さぬ」 と言う碑文について  

2015年11日04日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

 東京裁判で判事をされたインド出身のパールさん、この方の発言を日本人は重く受け止めるべきかと思います。

この「あやまちは繰り返さぬ」と言う過ちは誰の行為を指しているのか。 むろん日本人を指していないことは明らかだ。 それがどんな過ちであるのか、私は疑う、 ここに祭ってあるのは原爆犠牲者の霊であり、原爆を落としたのは日本人でないことは明瞭である。 落としたものの責任の所在を明らかにして、「この過ちはふたたび繰り返さぬ」と言うならうなずける。 この過ちがもし太平洋戦争を意味しているというなら、これはまた日本の責任ではない。 この戦争の種は西欧諸国が東洋侵略のために蒔いたものであることは明白だ。 ただし、過ちを繰り返さぬということは、将来再軍備はしない、戦争は放棄したと言う誓いであるならば、非常に立派な決意である。 それなら賛成だ。 しかし、それならばなぜそのようにハッキリした表現を用いないのか?

国民がその良心にゆがめられた罪悪感を持って卑屈になっている間は進歩も発展もない。 原爆を投下したも者と、投下された者の区別さえもできないような、この碑文が示すような不明瞭な表現の中には、民族の再起も無ければ犠牲者の例も慰められない。

この原爆投下や東京大空襲のことをいつまでも米国に対し文句を言っていない点は、日本の忘れっぽい事がプラスに見えている部分もあります。 ありもしなかった大虐殺や自分の国の売春婦を他国の責任になすりつけてネチネチと、自国における不人気を挽回するために外国に文句を付ける近隣の国々とは対極の大らかさにも見えます。 この相反する、「忘れっぽさ」と「ネチネチ」、どちらが良いかではなく、両方をバランスよく使い分けることが必要です。

明治維新という名の洗脳  苫米地英人    ビジネス社  

2015年11日02日
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

 三本の矢で有名な毛利家ですが、信長の時代には中国地方の大勢力で秀吉をも手こずらせましたが、関ヶ原で西軍の大将となったため、徳川の時代では西の隅に追いやられ幕末時代の毛利敬親【たかちか】の時には「8万貫の大敵」と呼ばれた100万両を越える借金があったとのことですが、しかし、幕末には大いに暴れました。 その様子は、NHKのドラマでも扱われていますが、吉田松陰を始めとする個人的な活躍でしか紹介されていません。 しかし、戦いには金がかかるもので幕末の戦いには萩藩(長州)は、表向きには莫大な借金がありながら、ミニエー銃4300丁、ゲーベル銃3000丁、木造蒸気船3隻、鉄製蒸気船1隻、その他の武器弾薬で100万両から150万両の出費があったそうです。

その他、高杉晋作、伊藤博文、井上薫などの長州勢の長崎や英国での豪遊ぶりは、とても貧乏藩とは思えないのに、どうして? という答は、表向きの予算と別枠で裏の予算がタップリとあり、最後の藩主、毛利元徳(もとのり)は、手元に30万両を残したまま、明治天皇に対し、旧藩から受け継いだ70万両を献上している。 つまり、藩の借金とほぼ同額を個人資産そして残していたと言うのですから、2重帳簿の芸術です。 では、その資金で戦ったのかと言えばそうではなく、その資金は「与信」のための「見せ金」です。裏では外国勢力からのサポートがあったのです。

 長州は、3方を海に囲まれ、東北からは北前船、北からは壱岐、対馬を経由した朝鮮からの船、西からは長崎や薩摩の船、東には瀬戸内海を経て大阪と当時の、足が短い帆船の寄港地として栄え、経済的には潤っていたのを利用し、あぜ道まで耕地と看做す厳しい検地と共に、蓄財したそうで長州の志士たちは全て、この裏帳簿を扱う部門の出であったそうです。 この方たちが明治の新政府で重要な職位に付けば、当然、表の予算とは別の裏の予算管理もお得意で、一般会計とは別の特別会計なるものが以来、綿々と受け継がれているとのストーリは極めて納得のいくものです。

 今や特別会計は、一般会計の3倍もの規模があるそうですが、特別会計の使い道については闇の中。 これでは一般会計をムキになって国会審議しているのも茶番です。 本書は、明治維新の歴史をお金と銀行制度、幕末の裏のキープレーヤであった外国商社など、主としてお金の動きから歴史を解説し、それが現在にも繋がっている事を解説しています。 日本人はお金の事は抜きにした綺麗な物語を好みますが、実際には何をするにも先立つものは金ですから、幕末の動きは、お金で見た方が実情に近いものであることは納得です。

 幕府は日本人の手によって作られましたが、それを外国の資金によって破壊したのが薩長です。 国内の内紛が、それぞれの勢力への大国による援助で代理戦争が行われている例は多々あります。 明治維新もフランスに支援された幕府と薩長を支援するイギリスとの代理戦争という面から見れば、国内の内戦であり、勝利した側をサポートした国際金融資本により、以来、日本の通貨発行から金融制度まで乗っ取られていると言う説です。 明治となった後も、日清戦争、日露戦争へと進もますが、その資金を援助していたのも国際金融資本でして、戦争で儲かるのは金融資本、そのように誘導されたナショナリズムにばかり注目しますが、実は物事を決めているのは裏のお金の流れであるというのは信じ難くとも、一度は考えて見る価値はあります。
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