株式会社落雷抑制システムズ

雷ブログ

大分断  タイラー・コーエン  NTT出版

令和元年10月 1日
こんにちは。  落雷抑制の松本です。

 人間というのは、本当に単純な生き物で、人が構成する社会の動きはどこも一緒です。 これは米国社会に付いて書かれたのですが、8割以上は日本でも同じことが起きています。 何もない時代には「開拓者精神」で未来に希望を持ち突き進んでいたのが、社会が熟成してくると「現状維持思考」が進み、社会が停滞し、様々な「分断」が発生する。 その分断とは、

 所得格差、教育格差、社会階層、人種、保守/リベラル

安全で平和な社会は新しい活力を生み出す力を失い、変化を嫌がり、現状満足階級が増えているが、特に米国では、居住地域も社会階層ごとに集合し、ハイエンドの方は要塞のような壁の中で、入り口にはガードマンが入場をコントロールし、一方、ローエンドの方は、職もなく、自分の未来を切り開こうとする意欲もない若者がたむろしている。 

 米国は、シリコンバレーに見られるような「創造の地」であったはずが、市場の寡占化が進むと勝ち組が総取りとなり、宅配で地域の小売店は潰れ、イノベーションを追うアメリカン・ドリームも消失したそうです。 まあ、こういうレポートは極端を描いた方が面白いので、いささか誇張されてはいると思いますが、日本の我々の身近な所と重なるところが大です。 まあ、このような見方は、元々ありもしない「平等」や「連帯」への過剰な期待への反動です。

 「驕れるもの久からず」や「栄枯盛衰」は、長い歴史の中で伝えられている日本と異なり、歴史の短い米国の中では、このような変化を客観的に受け入れられない方が多いでしょうね。。 米国が衰退すれば、世界は政治的、軍事的に混乱します。そのような近未来の変化は、日本にとってはチャンスでもあります。 米国社会の後追いをしないで日本が生き延びるための方策を個人個人でもシッカリと考えることが必要です。
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