「建築基準法」の受雷部に適合する避雷設備です

□目  的: 雷撃を受けた時に安全に雷電流を大地に拡散する
□避雷設備:[受雷部][引下げ導線][アース]の3要素で構成

落雷した場合、、、
ほとんどが、下部電極に落雷。上部電極に落雷しても、内部のエアギャップにより雷電流は、下部電極に流れる。

  1. PDCEに雷撃を受けた際は雷電流を大地に流す
  2. 材質とその厚さはJIS規格に準拠しています
  3. 避雷設備の受雷部なので、接地工事は必須です

Q. 突針形状じゃなくても受雷部として良いのか?
A. 受雷部はJISの素材と厚みを満たせば手すりなどを受雷部としても良く、また、JISのベースになっているICE規格では、 Lightning RodまたはFranklin Rod, Air Termination System と呼ばれ、「避雷」や「針」といった機能や形状を表す概念は原文に無いため、突針形状である必要はない

設 置 場 所

□考え方:従来の突針型をPDCE避雷球に置き換える形で取り付け

・落雷から保護したい建物自体またはその近辺で一番高い場所に取付ける
・アースは必ず必要。電源は不要

製品ラインナップ

保 護 範 囲 …実証試験から導き出された数字

・建築基準法の適用が必要な場合:JISの避雷設備の規格に則った保護範囲で設置

・建築基準法の適用が不要な場合:上図参照

※注意
建築基準法への準拠が必要な場合は、PDCEの実証試験による保護範囲は適用不可。建築基準法に則った保護範囲の検討および設置が必要

(例)高級車の最高速度が300km/hでも、公道で走る際は道路交通法に準じて走行。製品の性能と、法律は別

取 付 方 法 …取付方法は多々ありますので施工店にご相談ください

工事の流れ(一般的な例)

  1. 施工業者による現地調査および設計
  1. 施工業者にて取り付け部に合わせた形状で支持管を製作
  2. 旧避雷針を支持管ごとクレーンで吊上げて撤去クレーンで屋上まで釣り上げて設置することも
  3. 支持管にPDCE避雷球を地上で取り付け支持管との取付方法図解
  4. クレーン等で引き揚げ
  5. ボルトで建物と締結
  6. 引下げ導線へ端子で接続               

Q.既存避雷針の撤去は必要か?
A.PDCEの保護範囲に包含されない突針型避雷針は撤去してください。 保護範囲内であれば撤去しない例もあります

Q.既存の支持管を流用したい
A.支持管にフランジ形状を作成するために溶接作業&防錆処理が必要なため、事前に支持管を準備する必要があります。また、既存の支持管は錆が酷い場合も多く、交換をお勧めします

オプション対応 

各モデルとも特別対応が可能です(別料金)
①フランジ特注サイズ/形状対応
②平面置きフランジ
③落下防止Uボルト(ALBモデル除く)
④振動対策強化版のMarine
⑤環境保護色の艶消し加工

上記以外の特注についてもご相談ください

ご質問は、弊社または販売店までお気軽にどうぞ