学校は常に安全な場所でありたい

 学校は校舎や体育館、校庭、コミュニティハウスなどさまざまな設備が集約し、児童・生徒だけでなく地域の方にとっても重要な施設です。災害時の避難場所に指定されていることも多く、常に安全な場所であることが望まれます。

 雷は学校にとっても厄介な自然災害です。チャイムやICT、防犯カメラといった電子設備への影響だけでなく、校庭や構内の木々などへの落雷で火災、感電などの被害を引き起こします。できる限り対策をとっておきたいところです。

学校での落雷対策

学校での事故例

 特に野球やサッカーなどを行う校庭での落雷事故に配慮が必要です。

 「晴れていたのに急にドーン」
――愛知県の高校で野球の試合をしていた選手の一人は落雷の瞬間の様子をこう語っています。野球部部長によると、試合開始10~15分後には雨粒が大きくなり、試合を中断。5分ほどすると小雨になり、晴れ間も見えたため2回表からゲームを再開したそうです。2回裏、投手がマウンドに立つと、まず「ゴロッ」とした雷の音が鳴り、その約10秒後、「ドーン」という音とともに目の前がパッと光り、マウンドで投手が動かなくなっていました(事故に遭った投手はAEDでの処置後に救急搬送されました)。

 近くの柱に避雷針12本
 この高校によると、当時、グラウンドには野球部員のほか、ハンドボールやサッカーなどの部員とその保護者計約100人がいました。野球の試合をしていたエリアの一塁線と三塁線、さらにホームの裏には高さ25mの防球ネットがあり、ネットを支える12本の柱すべてに避雷針が付いていました。この学校の施設は他に例を見ないほど充実しており、ピッチャーズマウンドは一塁側・バックネット裏・三塁側の3方向から、避雷針の保護域に入っていましたが、それでも落雷事故は発生しました。つまり、避雷針の保護域はあまりあてにならない、ということです。

 野球部長は、愛知県全域に雷注意報が出ていたのを知らなかったとのことで、午前8時に天気予報をチェックし、午後から雨が降る可能性が高いことは知っていたが、落雷のおそれまでは気に掛けなかったといいます。

イメージ画像

PDCE避雷球による対策

 弊社が取り扱う新しいタイプの避雷針、PDCE避雷球は雷を落とさせないことに主眼を置いています。
 PDCE避雷球は、丸い形状と絶縁体を挟むことでお迎え放電を抑え、PDCE避雷球を中心に一定の範囲を雷から保護しています。

落雷抑制の原理

PDCE避雷球 製品

学校・校庭の雷対策はどうすればよいのか

 PDCE避雷球は、広いエリアを守る必要がある場所に向いているといえます。PDCEの保護範囲は高さと水平距離がおおよそ1:5のエリアまで守ることができます。例えば地上から20mの位置にPDCE‐Magnumを設置した場合、PDCEを中心に半径100mのエリアが保護域となります。

PDCEの保護エリア

PDCEの保護範囲について詳しく

お客様の声-学校での設置事例

PDCE避雷球の設置について、詳細はお問い合わせいただけますようお願いいたします。
学校・校庭の安全性向上のため、PDCEの導入をぜひご検討ください。